ロボット(2010)

ロボット

ロボット The Robot/世界で大ヒットした訳とは? ぶっ飛び新感覚の映画が面白すぎ!!

映画『ロボット』予告編

映画の概要

インドの映画は、ご存じの通り庶民性があり、

全てにおいて笑いのセンスがふんだんに

込められているような、クォリティの

高い映画がどんどん出ていますね。

映画は人を引き付けるような

面白いものでないと、下手をすると

子守唄になってしまうんですね。

ハリウッド映画の中にももちろん

優れた映画というのは、沢山あります。

私の好きな俳優も沢山います。

ですが、近年のインド映画は

半端なく映画のレベル自体も

どんどん上がってきていますし、

内容も本来の映画が人にもたらす

良い影響というのを考えて

作られているものが多いと

私は感じています。

最近は、そのような感覚から

インド映画を見ることがとても多く

なっています。

それだけ、面白い映画がどんどん

出て来ています。

この「ロボット」という映画は、

2010年公開のSFチックな映画なのですが、

一言でその印象を言うとするならば、

ぶっ飛び映画です。

内容が普通じゃ思いつかない、

ハリウッド映画では見た事のない

新鮮さとぶっ飛び感覚にあふれた映画

であると言えるでしょう。

主人公は、「ムトウ・踊るマハラャジ」

一躍その名を世界に知らしめた

ラジニ・カーントが出ています。

Eimyは、久しぶりに数年ぶりに

この映画を再度見ました。

初めて見た時には、そのぶっ飛んだ

感覚というか、普通では思いつかない

アイデア満載の映画でした。

インドという国がどうしても

貧富の差が激しい、未だにカースト制度の

風習が残る地域も少なくありません。

その国でこれだけのSFがかった映画を

作るのかと言うところでリサーチしてみると、

何と制作費に37億円もかけていました。

ヒットしなかったらどうするんだろう感覚の

インドというイメージに対する懸念の

金額でした。

ですが、その懸念も何のその、

そのぶっ飛んだ内容は世界中に

受け入れられました。

100億円を超える興行収入を打ち出す

ヒット作となったからです。

ぜひ、このぶっ飛び映画を

まだ見てない方がいたなら、

見てほしいですね。

この映画「ロボット」も

Eimy一押しの映画となっています。

あらすじ

チッティと名付けられたロボットは、

作った工学博士のパシーガランに似せて、

博士は10年もの歳月をかけて

作り上げたのだった。

当初チッティは感情を持たないロボット

であったが、博士はチッティに

ある事件をきっかけに、感情を

持たせる事を決意する。

その後思惑通りチッティに

感情を持たせる事に成功した博士で

あったが、チッティは感情を持った事で、

こともあろうに博士の恋人の

サナに恋をしてしまう。

そんなロボットを作り出した博士に

日頃思うようにロボットを作れない

バシーの恩師であるボラ博士に彼は

妬まれていた。

何かとバシーの邪魔を企てるボラ博士は

そのデータを奪うべくバシーの部下に

執拗にデータを渡すよう画策していた。

だが、感情を持ったロボットが国の軍の中で

愛を説くという不可解な行動に

恥をかかされたという理由で、

バシー博士はロボットを破壊して

捨ててしまう。

その残骸の中からボラ博士は

チッティの電子回路を拾い出し、

それを修正して新たに組み立てなおして、

チッティの電子回路に悪魔の要素、

100人でも殺せる回路を

組み入れてしまう。

チッティは強力な殺人型兵器に

生まれ変わり、ボラ博士も

殺してしまう。

そして自分に似た新たなロボットを

大量に生産し、恋をしたサナを

誘拐し、自分のアジトに監禁してしまう。

バシーは、サナを救い出そうと

チッティになりすまし、彼の

アジトに潜入する。

サナへの接触には成功したものの

チッティにばれてしまい、

彼は捕らえられてしまう。

博士とサナは命からがら逃げ出し、

悪の回路の言いなりに動くチッティを

食い止めようと戦闘さながらの状態になり、

ようやく食い止める事が出来るのでした。

その間の戦闘映像がとてもぶっ飛んでいて、

非常に面白いシーンがこの部分だけでも

楽しめます。

裁判にかけられたチッティは有罪となり、

死刑になるところを博士に助けられ、

頭脳だけが残された状態になります。

その20年後、チッティは博物館に飾られ、

見学に来る来場者に自分が感情を持ったせいで、

今はこのようになっている」という

説明をする語り手となるのでした。

ロボットが愛や感情を持つという事が、

もしも可能になったら…という事を考えると

想像のつかない世界ではありますが、

最近はAIの発達もあり、充分予期できる

世界でもあるのだと思います。

AIと人間の共存に関して、

わたしはAIが「人間を超える」可能性を恐れている

という有名な言葉を2018年3月に亡くなった

理論宇宙学者のスティーヴン・ホーキング博士は

生前の2017年に『WIRED』UK版に語っていた

警告の言葉は有名な話です。

人間が作り出したロボットに

危機感を発していたホーキンス博士の

意味するところは、深いところに根差して

いるような気もします。

殺人という行為を人間のように

悪という認識に対しての良心の痛みもなく、

まるで猫を撫でる感覚で行える頭脳明晰な

ロボットが生まれるとしたら、

確かに怖い世界のような気もします。

o(●^o^●)b

さて、この映画はEimyお勧めの

ぶっ飛び映画なのです。

ありえない感覚の、アイデアに溢れた映像を

楽しめる映画になっています。

ぜひ、見ていただき、どのような感想を

いだくでしょうか。

皆さんの感想も聞いてみたいものです。

☟ラジニカーント主演の人気作品☟

ロボット2.0(ロボット続編)

原題:ENTHIRAN、THE ROBOT
製作国:インド
製作年:2010年
日本初公開日:2012年5月12日
上映時間:177分

出 演

ラジニカーント、アイシュワリヤー・ラーイ・バッチャン、ダニー・デンゾンパ

監督 シャンカール
製作 カラニティ・マラン

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