デッドマン・ウォーキング Dead Man Walking/死刑制度に激しく迫る・神は…政府は…!?死刑とは!?
映画の概要
死刑廃止論者の修道女ヘレン・プレイジョーンの
ノン・フィクション「デッドマン・ウォーキング(徳間文庫)」を
元に映画化された作品です。
監督がティム・ロビンスの作品です。
ティム・ロビンスと言えば、
名作「ショー・シャンクの空に」でも主演した
名実共に名優でもある彼、さらに主演の死刑囚の役
マシュー・ボンスレットを演じたのがショーン・ペン
「俺たちは天使じゃない」、名優としてだけでなく
マドンナの元夫としても有名な人ですね。
さらに、ティム・ロビンスの妻であり、
パートナー(2009年にパートナー関係を解消)である
スーザン・サランドンは「ロレンツォのオイル」の
母親役でも知られています。
この映画デッドマン・ウォーキングでは、
主役の一人でもあるシスター役ヘレン・プレイジョーンを
演じてアカデミー主演女優賞を取っているのですが、
どの俳優もアカデミー賞受賞歴のある豪華な
名優ぞろいのキャストばかりです。
さすがに、迫真の演技は最後まで見放せない
シーンの連続で幕を閉じました。
マシューの罪はデート中の未来ある若い男女を
仲間の一人と共に強姦し殺害したというものでした。
そして、罪を犯した仲間とマシューは
お互いに自分ではなくもう一人がやったと
罪をお互いになすりつけていました。
真実がどこにあったのか、最後の最後まで
わからない展開の中で、自分を「うそ発見器」に
かけてくれと言い続け「自分は殺していない」と
言い続けた死刑囚マシュー。
最後の最後に、信じる人に自身の心の内を
打ち明けるのでしょうか。
神は真実を告白し、許しを請う者がいたとしたなら
許してくれるのでしょうか。
私生活の中でも「死刑制度」や「イラク戦争」に
反対し、政治的発言を行い続け、2007年3月18日の
ニューヨークのイラク戦争反対デモにも参加し、
活発な動きをしていたというティム・ロビンスです。
出演映画も名作ですが、作る映画も名作と言える
名優兼監督と言える人なのかもしれません。
原題:DEAD MAN WALKING
製作国:アメリカ
製作年:1995年
日本劇場公開日:1996年8月3日
上映時間:123分
出 演
スーザン・サランドン、ショーン・ペン、ロバート・プロスキー、レイモンド・J・バリー、R・リー・アーメイ、セリア・ウェストン、ロイス・スミス、ロバータ・マクスウェル、マーゴ・マーティンデイル、スコット・ウィルソン、ギル・ロビンス、ネスビット・ブレイスデル
監督:ティム・ロビンス
製作:ジョン・キリク、ティム・ロビンス、ラッド・シモンズ
原作:ヘレン・プレジャン
脚本:ティム・ロビンス