ラガーン／あまりに不利な条件…ゲームの勝敗で年貢を免除とは!?

約20年も前に見て感動したインド映画
「ラガーン」

NFXでは、この作品の撮影記ドキュメンタリー
「熱砂の記憶」も同時配信。

それを最初に見て、再度「ラガーン」を
視聴したのですが、二度視聴してみて、
改めて感動が蘇って来ました。

「ラガーン」のドキュメンタリー「熱砂の記憶」
では3時間40分もあるこの作品を作成するのに
どれほどの過酷な条件と苦労が伴ったか、

途中あまりの過酷さに中止を余儀なく
されようとしたにもかかわらず作成スタッフや
出演者、監督の熱意と「やりとげる」という
固い決意によって完成に至ったというのが
わかりました。

2001年に公開されたインドの叙事詩的
スポーツ・ドラマ映画。

壮大なスケールの元に作成された
非常に優れた作品です。

監督はアシュトーシュ・ゴーワリケールで、
アーミル・カーン、グレーシー・シン、
レイチェル・シェリー、ポール・
ブラックソーンが出演しています。

1893年、イギリス領インド帝国の
チャーンパーネールの小さな村は、
干ばつによる被害が続いているにも
かかわらず重い年貢を課せられて
いました。

その納められた年貢の一部を藩王の
ラージャー・プラン・シンはイギリス軍へ
納めていました。

ある日、イギリス人将校のアンドリュー・
ラッセル大尉は好意を無下にした藩王に
対し、年貢を2倍の量を納めるように
要求します。

この知らせにブヴァン率いる村人たちは
藩王に年貢のことを直訴しに向かいます。

しかし、イギリス軍によるクリケットの
試合中だからと待たされてしまいます。

その試合後、藩王に直訴するも仕方が
ないと答えるばかり。

共にいたラッセルは、村人が
クリケットの試合で部下を倒すことが
できれば、村だけでなく州全体の年貢を
3年間免除することを提案します。

ただし、村人が負けた場合の年貢は
現在の2倍ではなく3倍になるという
条件付きで。

村人たちは誰もがクリケットの
ルールも知らず不利な条件であったが、
村人の代表として答えを求められた
ブヴァンはこの提案を受けいれます。

映画は、クリケットの試合を通じて、
村人たちが団結し、差別や偏見の中、
クリケットの試合に挑みます。

クリケットはイギリスの元からある
スポーツです。

その試合に挑む村人たちはクリケットの
意味すらわからない状態から、たとえ、
一致団結したとしても、あまりにも
不利な条件です。

果たして、軍配の手はどちらに
上がるのでしょうか。