男はつらいよ 第50回おかえり寅さん Tora-san /寅さんは亡くなっても日本人の心に生きているんですね
映画の概要
山田洋次監督の
「男はつらいよ」シリーズは
日本人に人気の映画シリーズで、
毎年お正月映画としても人気を
博し、今回の映画が上映された事で、
半世紀、50年も続いた映画です。
「男はつらいよ」は、
寅さんをずっと演じていた
「渥美清」さんが亡くなったのを
きっかけに、この映画シリーズも
終わりかと思われました。
ですが、特別編を経て、
きりの良い第50回が2019年
12月27日に封切られました。
「男はつらいよ おかえり寅さん 第50回」
を年末からお正月映画として、さらに
現在上映中(2020年2月現在)と
続いていますが、懐かしく
見る事が出来ました。
いつも、早とちりをしては
失敗を繰り返す寅さん、毎回
マドンナに恋をしながら日本全国、
どこに次は現れるかという神出鬼没の
寅さんは、その地方の特色を
生かしながら日本人に愛された
映画でした。
毎年新作が出ていましたが、
渥美清さんの亡くなられた後は、
もう見れないのかと寂しさを訴える人も
多かったのではないでしょうか。
毎年お馴染みの出演メンバーの中から
主演の「渥美清」さんがいなくなったのは、
50年も続くこの映画の一つの区切りでも
あったのかもしれません。
22年ぶりに作成された50回目の
「男はつらいよ」、また、寅さんに
会えたという喜びが日本全国で
わいたような気がします。
甥っ子役をずっと演じて来た
諏訪満男は小説家になり、
娘と現在は二人暮らし。
満男の妻の七回忌の法要を済ませます。
満男は小説家として認められ、サイン会を
開くのですが、そこでかつて愛した女性、
結婚まで行くはずだった女性である及川泉が
ヨーロッパから仕事で来日していて、
サイン会に顔を出していたのでした。
突然の泉との再会、
奄美大島で会った寅さんのかつての恋人、
リリーとの再会。
寅さん亡き今も柴又の店は
忙しくなりそうな気配で
活気づいていました。
この映画が50年も続くほどの人気、
寅さんと共に育った日本人、
いつも心を癒してくれた寅さん、
いつも愛に溢れていた寅さん、
妹や親族の面々、周辺の人々の
顔を再度垣間見れた事に嬉しさを
覚える人は多いと思います。
日本人の心をご高齢になった今でも
描き続ける「山田洋次監督」の
「寅さんシリーズ」は
最後まで見逃せない映画です。
男はつらいよ お帰り寅さん
製作国:日本
製作年:2019年
日本公開日:2019年12月27日
上映時間:116分
出 演
渥美清、倍賞千恵子、吉岡秀隆、後藤久美子、前田吟、池脇千鶴、夏木マリ、浅丘ルリ子、美保純、佐藤蛾次郎
監督:山田洋次
プロデューサー:深澤宏
原作:山田洋次
脚本:山田洋次、朝原雄三