きっと、うまくいく(2009)

きっと、うまくいく

きっと、うまくいく3 Idiots/学生時代にこんな仲間がいたら泣いていたかもしれない

ベント・ハーメル

映画の概要

非常に優れたインドの映画です。

そのずば抜けた映画の面白さと優れた

魅力には正に脱帽です。

実に観客の心を見事に読んでいて

心を鷲づかみにされてしまいました。

またもや言葉にできない作品の

一つとなりました。

その優れた映画の素晴らしさは

最後に表示する数々の

数えきれないほどの、

アカデミー賞を含む賞の数々を

見るとわかると思います。

こんにちは!! (^o^) Eimy です。

最近ますますインド映画にはまりがちな

自分がいます。

同じアジア圏というのもあるのか、

共感してしまう部分が大いに

あるみたいです。

人間には大きく分けると二つの

タイプがいますね。

一つは、常にプラス思考。

苦しい境遇の中でも、道を誤らない、

常に善意と共に生きる神様思考の

前向きタイプ。

もう一つは、自分の事しか考えない、

人間愛に乏しく、すぐに否定的に

悪い方に考えてしまい、人生も

なかなか思うようにうまくいかない

後ろ向きタイプの人間。

人生において、どちらが成功を

収めるとあなたは思いますか。

言うまでもないですよね。

もちろん、前者ですよね。

このインド映画に、はまりがちな

自分に外国人の友人の一人から

アドバイスをいただきました。

その人物の家族は映画館をいくつも

経営していたというのもあり、

やたらと映画に詳しいのです。

その人物いわく、インド映画の

大部分が、ハリウッド映画や

外国の映画をまねたものであると

いうのです。

例をあげるとインド映画の

「神様がくれた娘」

ハリウッド映画の「アイ・アム・サム」

リメイク版であるとの事です。

だが、この映画もまた一味違った

映画に生まれ変わり、数ある

賞を取っています。

確かに、そのような物も少なく

ないのかもしれません。

しかしそうであったとしても

「きっとうまくいく」という

映画の素晴らしさには、

言葉も出て来ません。

wwwwとうなってしまう自分がいます。

見た者でしかわからない、

面白さとプラス思考にあふれた

感覚で作られた映画には

間違いないのです。

「きっとうまくいく」には、

現代社会で人々の心が、

失われた人と人のきずなを

思い起こさせてくれる、

ノスタルジックな部分を

大いに感じさせてくれる

ものがあります。

また、人々の生活自体が

アメリカやヨーロッパと

比較ししてみると

インドです。

インドの経済発展には

すさまじいものがあり、

どんどん伸びている事と

思いますが、その中で

貧困に苦しむ人々も

少なくありません。

明らかにヨーロッパや米国などとは

違った文化と環境を歩んでいます。

きっとうまいく」は、そのような

インドの中で超難関の理工系大学に

受かりながらも、優秀な学生ばかりの

中で、過酷な競争の中に居ながらも、

知り合えた三人が親友同士となり、

お互いを仲間として受け入れ

助け合いつつも、厳し過ぎる校長との

やり取りの中で、一人は自殺

追い込まれてしまいます。

それも友人を裏切れない葛藤の

中で選んだのが自殺です。

最後は校長室の窓から飛び降りて

しまいます。

この校長を見ていると、実に意地悪で、

拷問を生徒にしかけるような、

ありえない校長です。

これが日本なら、社会問題になる

どころか、ニュースとしてとりあげ

られても不思議のないタイプの

校長なのです。

行動すべてに問題あり、学生を

自殺に追い込むような厳しさと

いうか、ひどいとしか

言いようがありません。

それなのに、この映画では、

不思議とこのような信じられない

行動を起こす校長が、このような

タイプも人間にはいる、

皆には嫌われているが、最後には、

正しい人として目を覚まし、

良い人間というような錯覚を

起こすような結末にいたるのです。

この校長がかつての自分の教授に、

自身が優秀であると認めた生徒に、

このペンをあげなさい」と渡された

ペンを生徒達の卒業時、選んだ一人に

だけ渡すというのがあります。

それまで敵のように、その生徒を

扱っていた意外な人物にペンを渡します。

そこまでの経緯に至るまでのやり取りや

ストーリーが実に面白いと言えます。

学生を自殺に追い込むような悪徳

極まりない校長が、最後には善人の

ように見えるのです。

Eimy はなぜか、時折ハリウッド映画では

理解しにくい人情的なものを感じる時が

ありますが、同じアジア人の感覚からで

しょうか、このインド映画からは、不思議と

理解でき、納得してしまう部分があり、

共感してしまうのです。

以心伝心のようなものを感じるのです。

この映画のコメディタッチ的な部分が

とても面白いです。

また、主演のランチョーの優秀な頭脳と

人類愛、先生までも教育してしまうような

ずば抜けた頭脳。

常に友人を助ける事を考える人間性。

単にコメディ映画というだけでなく、

社会性を含んだ映画である。

喜びと笑いあり、涙あり、さらに、

ウキウキ、ワクワク感が常についてきます。

見るものをハラハラドキドキさせつつ、

どんどん引き込んで行きます。

最後にはうれしさと、充実感でいっぱい

になる映画です。

こちらも、一押しのおすすめ映画です、

とっても元気になれます

b(^o^)d

【今すぐ見たいFull movie】

きっと、うまくいく(字幕版)

  • 第57回ナショナル・フィルム・アワード
    • 作品賞
    • 音響賞(Anup Dev)
    • 作詞賞(Swanand Kirkire – Behti Hawa Sa Tha Wo)
  • 2010 国際インド映画アカデミー賞(IIFA Awards)
    • 作品賞
    • 監督賞(ラージクマール・ヒラーニ)
    • Best Story(ジット・ジョーシ、ラージクマール・ヒラーニ、ヴィドゥ・ヴィノード・チョープラー)
    • 助演男優賞(シャルマン・ジョーシー)
    • 主演女優賞(カリーナ・カプール)
    • 悪役賞(ボーマン・イラーニー)
    • 作詞賞(Swanand Kirkire)
    • 男性歌手賞(- Shaan – Behti Hawa Sa Tha Wo
    • 撮影賞(- C. K. Muraleedharan, ISC)
    • 脚本賞(ジット・ジョーシ、ラージクマール・ヒラーニ、ヴィドゥ・ヴィノード・チョープラー)
    • 台詞賞(ラージクマール・ヒラーニ、ジット・ジョーシ)
    • 編集賞(ラージクマール・ヒラーニ)
    • 録音賞(Bishwadeep Chatterjee、Nihal Ranjan Samal)
    • 歌曲録音賞(Bishwadeep Chatterjee、Sachin K Sanghvi)
    • Best Sound Re-Recording(Anup Dev)
    • Best Background Score(Sanjay Wandrekar,Atul Raninga、Shantanu Moitra)
  • 2010 フィルムフェア賞
    • 作品賞
    • 監督賞(ラージクマール・ヒラーニ)
    • 助演男優賞(ボーマン・イラーニー)
    • 台詞賞(ラージクマール・ヒラーニ、ヴィドゥ・ヴィノード・チョープラー
    • Best Story(ジット・ジョーシ、ラージクマール・ヒラーニ)
    • 脚本賞(ラージクマール・ヒラーニ 、ヴィドゥ・ヴィノード・チョープラー)
  • 2010 Max Stardust Awards
    • ベスト・フィルム・オブ・ザ・イヤー賞
    • 最優秀女優賞(カリーナ・カプール)
    • 2010 スター・スクリーン・アワード
      • 最優秀作品賞
      • 最優秀監督賞(ラージクマール・ヒラーニ)
      • 主演女優賞(カリーナ・カプール)
      • 悪役賞(ボーマン・イラーニー)
      • コメディアン賞(オーミー・ヴァイディア)
      • 脚本賞(ジット・ジョーシ、ラージクマール・ヒラーニ、ヴィドゥ・ヴィノード・チョープラー)
      • 台詞賞(ジット・ジョーシ、ラージクマール・ヒラーニ)
      • 編集賞(ラージクマール・ヒラーニ)
      • 振付賞(Bosco-Caesar – Zoobi Doobi
      • 新人俳優賞(オーミー・ヴェイドヤー)
      • 第37回日本アカデミー賞 優秀外国作品賞(2013年)

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