アイリーン/Aileen: Queen of the Serial Killers/ドキュメンタリー
引用元: Netflix
映画の概要
Netflixkのドキュメンタリー番組より
ドキュメンタリー映画『アイリーン:シリアルキラーの
数奇な人生』は、アメリカ犯罪史上もっとも悪名高い
女性連続殺人犯の一人、アイリーン・ウォーノスの
人生と事件を多角的に再検証する作品です。
ですが、ブログ作者である自身の視点から見た時に、
彼女は、あまりの辛い運命を生きながら、思いやりと
愛にあふれた一面を持っていた人物でもありました。
私には、アイリーンは神に愛された人と思えてならず、
視聴者の中には「殺人犯に対して何を言っているの」
と思う人もいるかもしれません。
人の意見はそれぞれなので、仕方のない事ですが、
私には彼女は神に愛され、数奇な人生を生きた人と
見えてなりませんでした。
このドキュメンタリーの中で、アイリーンが
「手のひら」を見せる場面が出て来ます。
そこには、ブルガリアの盲目の預言者「ババ・
ヴァンガ」もかつて言っていた、使命を帯びた人に
のみ現れる「Mの印」があったのです。
あなたは見つけられるでしょうか。
監督はエミリー・ターナー。
BBC Studios Documentary Unit と
NBC News Studios が共同制作し、一次資料や
関係者の証言をもとに、彼女の「怪物性」が
どのように形成されていったのかを深く
掘り下げています。
■ 幼少期:愛の欠如と暴力の連鎖
アイリーン・ウォーノスは1956年、ミシガン州
ロチェスターに生まれました。
父は性的暴行の罪で服役中に自殺し、母は彼女が
赤ん坊のうちに姿を消します。
その後、祖父母に引き取られるのですが、そこは
決して安全な家庭ではありませんでした。
あらゆる報道ではそのようになっていますが、
彼女自身は祖父母は道徳的で信心深く、
愛され、後に祖母は病で亡くなりますが、大好き
だったと自らの口でドキュメンタリー内では
言っているので、そのような時代もあったのです。
10代になると学校や地域社会からも孤立し、
14歳で妊娠。
施設で出産した子どもはすぐに養子に出され、
彼女自身は16歳で家を出ます。
帰る場所を失ったアイリーンは、車中生活を
しながら、わずかな金を得るために路上で
体を売るようになります。
この時期、彼女の中で「人を信じる」という
感覚が完全に失われていったとされます。
■ 売春と路上生活:生き延びるための選択
家族にも社会にも見捨てられたアイリーンに
とって売春は「生き延びるための手段」でした。
フロリダへ流れ着いた彼女は、
ハイウェイ沿いで客を取りながら生活し、
アルコール依存や暴力的なトラブルに
巻き込まれ続けます。
このドキュメンタリーは、彼女の行動を
単純な犯罪として描くのではなく「なぜ彼女は
そこまで追い詰められたのか」という背景に
焦点を当てています。
虐待、貧困、孤独、社会的排除――それらが
積み重なり、彼女の人格と価値観を歪めていった
過程が丁寧に描かれています。
■ 1989〜1990年:連続殺人事件の発生
1989年から1990年にかけて、フロリダ州中央部の
高速道路沿いで複数の男性が殺害される事件が
発生します。
被害者は40〜60代の男性で、いずれも銃で撃たれ
ていました。やがて警察は、売春婦としてハイウェイ
に立っていたアイリーン・ウォーノスを容疑者として
特定します。
アイリーンは7人の男性を殺害したとされ、アメリカ
初の女性連続殺人鬼として大きな注目を集めました。
彼女は当初、「正当防衛だった」と主張します。
客の男性から暴行されそうになり、身を守るために
撃ったのだと語ったのです。
しかし、事件の全容は複雑で、彼女の証言は一貫せず、
精神状態も不安定でした。
本作は、警察資料、裁判記録、関係者の証言を通して、
「彼女は本当に怪物だったのか、それとも社会に
壊された被害者だったのか」という問いを投げかけます。
■ 元恋人・タイラとの関係と裏切り
アイリーンの人生において重要な存在が、元恋人の
タイラ・ムーアです。
二人は深く愛し合っていたが、事件後、タイラは警察に
協力し、アイリーンを追い詰める証言を行いました。
ドキュメンタリーでは、アイリーンがタイラの裏切りを
知ったときの動揺や涙、そして「守りたかった人に
見捨てられた」という絶望が描かれています。
この関係性は、彼女の精神状態を大きく揺さぶり、
裁判での供述にも影響を与えました。
■ 死刑囚監房での告白:怪物はどう作られたのか
本作のクライマックスは、死刑囚監房でのアイリーンの
告白でした。
彼女は時に冷静に、時に激しく感情を揺らしながら、
自らの人生と犯行について語ります。
彼女は神の元に帰りたいと最終的に死刑を望むようになり、
「もう疲れた」「終わらせてほしい」と語る姿は、単なる
犯罪者ではなく、長年の虐待と孤独に押しつぶされた一人の
女性の姿として映し出されています。
■ 本作が投げかける問い
『アイリーン:シリアルキラーの数奇な人生』は、犯罪の
詳細を追うだけの作品ではありません。
むしろ、以下のような社会的テーマを強く提示しています。
- 虐待や貧困が人間の人格をどう変えるのか
- 社会が見捨てた人間はどこへ行き着くのか
- 「怪物」は生まれつきなのか、環境が作るのか
- 女性の連続殺人犯という稀有な存在をどう理解すべきか
- メディアや司法は彼女を公平に扱ったのかレビューでも、
「切なさと怒りと虚しさが押し寄せる」
「怪物はこうして作られたのかを問い直す作品」といった
声が寄せられています。
本作は、アイリーン・ウォーノスという人物を「怪物」として
消費するのではなく、彼女の人生に潜む社会の闇を照らし出す
ドキュメンタリーです。
虐待、貧困、孤独、裏切り――そのすべてが積み重なり、
彼女を連続殺人へと追い込んだ可能性を示しながら、
「もし彼女が愛されていたら、人生は変わっていたのか」
という重い問いを観客に投げかけました。
果たして、あなたの目には、どのように映ったでしょうか。
【ブログ作者の感想】
あくまで一個人の感想として…。
アイリーンは天使のような人。今頃は天国で幸せいっぱいに
神の元で笑顔で過ごしている彼女が見えます。
彼女はモンスターなどではなく
24年もの長い付き合いの裁判官と検事の関係の被害者でも
あったと思えてなりません。潰された証言。実際は正当防衛に
なりえる証言を検事は知っていながら、潰したのです。
彼女を助けようと一人の女性が動いていた事もドキュメンタリー
内では紹介されていました。
アイリーンとは何の関係もなかった彼女はキリストの声を聞き、
その言葉に従い、最後の最後までアイリーンを助けようと動いて
いました。
正義と愛を重んじない冷徹な人々に裁かれる恐ろしさを
アイリーンは世界に伝える尊い使命を全うして神の元に
導かれ逝った人だったと私には見えました。
