マッスル 踊る稲妻(2015)

踊る稲妻

マッスル 踊る稲妻 I/インドまたもやってくれました! 長いけど深い復讐劇!

【マッスル 踊る稲妻】予告

映画の概要

この映画の一言感想

うーん、インド、またやってくれたね!

というのが感想です。

最高に面白かったです。


最初に思ったのは、

インド映画によくあるダンスシーンや

歌の多い単なる恋愛映画だとしか

思っていませんでした。

ところが、とても深い深い内容の映画でした。

最初の冒頭のシーンから

びっくりするシーンの連続です。

いきなり、「え、何、何、何~」と

引き込まれてしまいます。

見た目がそんじょそこらにいないほどの

超醜い男性が出てきて、結婚式の花嫁を

さらって行ってしまうのです。

いきなりの激しいびっくりシーンから始まります。

結婚式でウキウキする花嫁の

結婚式の支度中の部屋に入り、

頭を軽く殴りさらって

行ってしまうのです。

誘拐する犯人は、

顔中にたんこぶがあったり

火傷でもしたかのような跡が

あったり、体はせむしのような

老人のような男性でした。

そのような人が結婚前の女性を

いきなり冒頭シーンからさらって

行ってしまうのですから驚きです。

「なんでそんな事すんねん?」

という思いで引き寄せられてしまいます。

この映画の中には、ウィルスに関しての

ショックなシーンも出てきて、

ウィルスの怖さも感じさせる映画でもあります。

そして映画の内容は、復讐劇です。

単なる復讐劇ではありません。

あまりにも深い深い愛情から

来る復讐劇となっています。

愛が故に人はこれほど残酷になれたり、

愛情深く優しくなれたりするものだと

いうのをこの映画は教えてくれます。

映画の中には、中国でのロケの

撮影シーンも出てきます。

中国の美しい場所でのロケシーンが

印象に残ります。

今現在のインドと中国の関係を考えた時に、

何年も前の映画なので出来たことなのでしょう。

真実の愛は、どのような障害も

乗り越えることができるということを

教えてくれる映画でもありました。

単なる恋愛映画ではありません。

約3時間というとても長い映画なのですが、

どんどんどんどん引き込まれ、

見入ってしまう映画です。

全く目が離せないと言う心底面白く

楽しめる映画でした。

監督はド派手で常識を超えるシーンの連続で

有名な「ロボット」の監督シャンカールです。

さすがにインドの映画は

私の中では、またもややってくれたなインドと

いう感じでした。

真実の愛とは何か、

深い深い良い映画でした。

ぜひオススメです。

長い映画ですが、アクションシーンあり、

ウィルスあり(笑)、インドお得意の歌も

ダンスもあり、最高に楽しめる映画でした。

【アミを思い出した】

この映画を見て「小さな宇宙人アミ」を

思い出しました。

自分のしたことは全て自分に返るという事を

本の中で教えてくれているアミです。

宇宙人のアミは、どうしても悪魔のような

未開人の中をくぐり抜けて進まなければ

いけない時、さすがに自分の身も危険なので

武器を所持します。

そして、超危険な場面に遭遇した時は

その武器をはなちます。

でも、その武器は人を殺すための武器では

なくて、発射すると、ゴールドの光のような

ものが発射され、それに当たると、悪魔のような

人間がまるで悟りを開いたように覚醒し、

当たった人は愛でいっぱいになってしまうので、

人に危害を与えない人間に変わってしまうのです。

殺すという行為はいつかはそれを行なった本人にも

返って来る事をアミは知っているのですから。

アミの持つ武器は、アミの世界の高次元の

私たち人間界でいうのとは真逆の

武器なのでした。

人間の世界にもそんな高次元の世界が

いつかはやって来るのでしょうか。

原題:I
製作国:インド タミル語
製作年:2015年
映時間:188分

出 演

ヴィクラム、エイミー・ジャクソン、スレーシュ・ゴーピ、サンダーナム、ウペン・パテル、ラームクマール・ガネーシャン、オージャス・ラージャニー、M・カマラージ、マール・シェイク、アザグ、T・K・カーラ、モハン・カプール、スリニヴァサン、ヨーギ・バーブ、R・サラトクマール

監督:シャンカール
脚本:シャンカール、スーバ
原案:シャンカール
制作:ヴィシュワナサン・ラヴィチャンドラン、D・ラメシュ・バーブ

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