スラムドッグ$ミリオネア(2008)

スラムドッグミリオネア

スラムドッグ$ミリオネア Slumdog Millionaire/きっとインド映画史上Top3位には入る映画!/どんな運命も乗り越えて

p(^o^)q  一押しの名作おすすめ映画です!!  ぜひ見てほしい です !!

スラムドッグ$ミリオネア 予告編

映画の概要

インド人外交官のヴィカス・スワラップ

小説『ぼくと1ルピーの神様』

(ランダムハウス講談社)を

イギリス人のダニー・ボイルが

映画化しました

インド人の小説とイギリス人監督の

コラボによる見事な映画に仕上がり、

第33回トロント国際映画祭観客賞、

第66回ゴールデングローブ賞作品賞

(ドラマ部門)、第62回英国アカデミー賞

作品賞受賞。

第81回アカデミー賞では

作品賞を含む8部門・さらに海外の賞を

含めると数えきれないほどの賞を

総なめにした作品(後述)です。

貴方は海外で暮らした経験はありますか。

海外で暮らした体験のある者は、

日本がどれだけ平和な国であるかを

痛感しているはずです。

時折思うのですが、Eimyは、インド映画が

熱くて、大好きでいつも見逃せません。

一度ハマると、また次も見たいという

病みつき現象に襲われてしまいます。

「スラムドッグミリオネア」、この映画も

その一つです。

国境を越えて良い映画は良いのです。

この映画が事実かフィクションであるか

問題ではなかったというのが、この映画を

見た者であるなら間違いなく言えるでしょう。

映画の中で起きている事件は、そこに住んで

いた自分も同じく体験していたから言えるのですが、

実際にインドで起きている事件です。

原作…ヴィカス・スワラップの「ぼくと1ルピーの神様」

をダニー・ボイルが映画化

この映画がどれだけ優れた作品であったかは、

後々紹介する数々の名誉ある賞を見ていただく事で

理解していただけると思います。

下手に、そこそこのハリウッド映画を見るより、

駆け出しのボリウッドの映画の方がはるかに

優れていて、面白いという感があります。

Eimyは、はるか以前の事にはなりますが、

インドパキスタンにしばらく住んでいた事も

あったという事情も重なり、地元の

現状に関しては生きた体験者でも

あります。

インドでは幼い子供の頃から、自分の

家の貧しい家計を助ける為に、道路や

街に出て物乞いをしたり、マッチや花を

売ったり、信号待ちの車に駆け寄り、

勝手に窓を布できれいにして、

小さなお金をもらおうと、家計を

助ける子供達の何と多い事か。

Eimyが最も衝撃を受けたものがあります。

幼い、まだ8歳くらいの子供でした。

腰半分から下がなく、スケートボードの

ような物に自分の体を乗せて、

止まっている自動車に駆け寄り、

お金を乞うのです。

Eimyの目撃体験の中でも、特に

衝撃的な光景でした。

このような現状はインドでは

普通の事として存在しています。

インドでは大多数がヒンズー教徒なのですが、

その中にはイスラム教徒、キリスト教徒

なども少数ながら存在しています。

映画のある場面では、イスラム教徒の

息子である二人の兄弟は、母親が

洗濯をしている近くで遊んでいたのですが、

母親は、ふと沢山の人々(ヒンズー教徒)が

こちらに向かって走って来るのに気が付きます。

それがすぐに危険だと察知した母親は

二人の息子にすぐに、「逃げなさい」と

叫ぶのですが、その二人の息子の前で

母は殴り殺されてしまいます。

母の必死の叫び「逃げてー!!」の言葉で

二人の兄弟は逃げる事ができて助かります。

★現代の日本人にも持ってほしい「強い生命力」★

この後、多々なる苦難を乗り越えて

二人の兄弟は、たくましく生きていくのですが、

こういった部分部分での事件は

作り話ではなく、実際にインドでは

少なからず発生しています。

その反対もしかり。パキスタンは大多数が

イスラム教徒ですが、少数派のキリスト教の

教会が襲われたりと現実に起きています。

私自身の滞在中の体験で言えば、車で移動中に

突然ドライバーのスピードが遅くなり、

何事かと思うと前の車が脇道に入り、

視界が開けた瞬間に判明しました。

何百人何千人でしょうか、

(デモ隊)が爆竹を投げながら、

こちらに向かって走って来たのです。

前の車に続いてすぐに脇道に入ったので

難をまぬがれたのですが、後の車には

爆竹も当たっていたかもしれません。

それほど、直前までデモ隊が押し寄せて

来たのです。

自身でもこのような恐怖を味わった

実体験があったからこそ、

この映画の中にあるストーリーが

現実で起きている事をとりあげている、

というのがわかるのです。

映画の中には、ホームレスになった

二人の兄弟に、善人を装った悪い大人が

近寄り、最初は優しく、暑いだろうと

コーラをあてがい、彼らの根城に

二人の兄弟を連れて行って

しまいます。

その根城には、既に沢山の拾われた

子供たちがいました。

連れて行ったのは彼らの為に

働かせる為です。

その中には歌を歌わせて乞食を

させる為に、ある子供を麻酔で

寝ている間に目をつぶすという

衝撃的なシーンもありました。

目の見えない子供は人々の同情も

集め易く、乞食という商売上都合が

良いというのがあるからです。

この映画の醍醐味は、物語自体は

フィクションとして作られているのかも

しれません。

だが、物語の中にあるインドは現実に存在します。

そのような現実を描いているという点で、

単にフィクションとして、片付けられない

部分が大いにあります。

o(><)o

★日本の現状と比較して…日本人に特にお勧め…見てほしいです★

日本は先進国で今や経済大国である。

手に入らない物はなく、一般的に誰でも

選びさえしなければ仕事にもありつけ、

そこそこの給料ももらえます。

少なくとも贅沢さえしなければ

食べる生活だけは続けて行けるのです。

だが、日々、何とか食べられても

一生仕事に追われ、上司には

何かとこき使われ、何とか生きては

いけますが、余裕のない人生を

生きていくというのが

ほとんどの一般市民です。

食べる事では何とか生きて

いけるし、乞食もいない豊かに

見える日本であるにもかかわらず、

自殺者の比率が非常に高い国、

それが日本です。

何と年間の自殺者は非登録者を

含めると10万人をくだらない

そうです。

メキシコで死の確率を言うのであれば、

殺人は年間2万7000人以上(2013年)

日本とは比べ物にならない率です。

殺人との比較は、対象にならないかも

しれませんが、10万人にはなりません。

知りえたデータを例に言うと

2012年の自殺率(人口10万人あたりの

自殺者数)は23.1%で、172カ国で9位

先進国での若者の自殺率(15~24歳)

言うと、日本はダントツの1位なのです。

若者だけではありません。

最近は40代、50代の自殺も

増えているという。

このように、先進国である日本、

平和で何でも手に入る日本でなぜ、

こんなにも自殺率が高いのかと

考えてしまいます。

それはきっと、楽しくないからす。

日本は平和で何でもあるように

見えて意外とそうではありません。

さらに貧困層の増加も原因となっています。

お金と生活となかなか取れない休日、

仕事づくめの楽しくない人生が続き、

最後は絶望に行き着いてしまうのです。

死んでしまって楽になりたいと

最後の選択をしてしまうからだろうと、

予想はできてしまいます。

また、学校でのいじめ、なぜか

いじめ側を擁護しようとする

教育体制。

裕福に見えて毎日を生活に

追われる大半の家庭。

日本人が生きてて良かったと

思えるような人生に変えるには

どうしたら良いのでしょうか。

毎日、生活に追われ、余裕のない

サラリーマン人生。

子供の頃にはたくさん持っていた夢も

どんどん消えて行き、夢どころか、

日々、ただ食べるためだけに、

希望もなく生きていくだけの人生。

生きるというのは、ワクワクして

生きているからこそ、楽しいと

思える人生でなけれは、

意味がないと思うのですが、

貴方はどのように思いますか。

★なぜこの映画を特に日本人に見てほしいのか★

今の日本人は二つに分かれています。

前者は将来は今更変えられようも

ないから、贅沢はできないが、

そこそこ平和に生きていければ良い。

年取って年金をもらいながら、

穏やかに人生を全うできれば

良いという現状維持平和型の人間

後者は、今の生活が苦しい訳では

ないが、もっと自分の為に生きる、

時間も余裕もある人生を生きて

いきたい、現状をもっと良くしたい

という人生。

自分はぬるま湯の中に浸っている

だけでは、我慢できない。

海外旅行もしたい、日本以外の

世界もたくさん見たい、お金も

たっぷり稼いで、好きな人生を

生きる、好きな時に好きな事を

したい、とにかく常に上を目指す

という、現状打破革命型の人間です。

今の日本人を見た時に、大半は

前者なのではないでしょうか。

大きな夢、野望さえ抱かなければ、

そこそこに平和に人生を全うできるのが

大半の日本人の考え方で

あるかもしれません。

だが何故、日本はこんな国に

なってしまったのでしょうか。

なぜ、こんなにも自殺率が

高いのでしょうか。

ぬるま湯に浸かっているだけの

世界から抜け出せないジレンマが

このような形で出て来ているのでは

ないでしょうか。

ワクワク感のない、楽しみも希望も夢も、

ほぼ失いかけている日本人に、

私ははぜひ、この映画を

お勧めしたいのです。

クイズ形式の番組の中で、なぜ、

学校も行っていない主人公である彼が

最後まで答えられたのでしょうか。

なぜ、単なるチャイワラ(お茶くみウエイター)で

しかなかった彼が、勝利を勝ち取る事が

出来たのでしょうか。

子供の時に親を失い、誰も助けてくれない中で、

どのように兄弟二人が大人になるまで

生きて来れたのでしょうか。

なぜ、このようなクイズ番組にさえ、

出演する事が出来たのでしょうか。

最後の決勝クイズの決戦が別の日に

持ち越され、その間、警察の拷問に

合いながらも、詐欺ではなかったと

いう事を証明でき、なぜ警察も

それを認めざるを得なかったのでしょうか。

実に面白い展開でストーリーが

進んで行きます。

見ていてワクワクさせられる映画です。

良い映画、中身のある映画というのは

常に共通して前向きであり、ワクワク

させられます。

希望とエネルギーを与えてくれます。

スラムドッグ$ミリオネア (字幕版)

スラムドッグ$ミリオネア (吹替版)

☆彡☆彡世界のあらゆる賞を総なめ☆彡☆彡

2008

★トロント国際映画祭:観客賞
★オースティン映画祭:観客賞
★ボストン映画批評家協会賞:作品賞、編集賞
★英国インディペンデント映画賞:英国作品賞、監督賞、新人俳優賞
★ダラス・フォートワース映画批評家協会賞:作品賞、監督賞
★デトロイト映画批評家協会賞:作品賞、監督賞
★フロリダ映画批評家協会賞:作品賞、監督賞、脚本賞
★ヒューストン映画批評家協会賞:監督賞、脚本賞
★ロサンゼルス映画批評家協会賞:監督賞、作曲賞
★ナショナル・ボード・オブ・レビュー:監督賞、ブレイクスルー俳優演技賞、脚本賞
★全米映画批評家協会賞:撮影賞
★ニューヨーク映画批評家協会賞:撮影賞
★ニューヨーク映画批評家オンライン賞:作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞、作曲賞
★オクラホマ映画批評家協会賞:作品賞、監督賞、脚本賞
★フェニックス映画批評家協会賞:作品賞、監督賞、編集賞、脚本賞、作曲賞、新人俳優賞
★サンディエゴ映画批評家協会賞:作品賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、作曲賞
★サテライト賞:作品賞(ドラマ部門)、監督賞、作曲賞
★サウスイースタン映画批評家協会賞:監督賞、脚色賞
★セントルイス映画批評家協会賞:監督賞、外国語映画賞
★ワシントンD.C.映画批評家協会賞:作品賞、監督賞、ブレイクスルー演技賞、脚本賞

2009

★放送映画批評家協会賞:作品賞、監督賞、脚本賞、若手俳優賞(21歳以下の部)、作曲賞 ★シカゴ映画批評家協会賞:監督賞、脚色賞、新人俳優賞
★ゴールデングローブ賞:作品賞 (ドラマ部門)、監督賞、脚本賞、作曲賞
★全米製作者組合賞:映画部門賞
★全米映画俳優組合賞:アンサンブル演技賞
★全米監督協会賞:映画部門賞
★全米脚本家組合賞:脚色賞
★英国アカデミー賞:作品賞、監督賞、脚色賞、音楽賞、撮影賞、音響賞、編集賞
★全米録音監督組合賞:録音賞
★全米撮影監督組合賞:撮影賞
★アメリカ映画編集者協会賞:編集賞(ドラマ部門)
★全米美術監督組合賞:美術賞(現代映画部門)
★全米衣装デザイナー組合賞:衣装デザイン賞(現代映画部門)
★アカデミー賞:作品賞、監督賞、歌曲賞、作曲賞、編集賞、録音賞、撮影賞、脚色賞

この賞の数を見るだけでも

恐ろしい限りです。

なぜ、これだけの賞を勝ち取る事が

出来たのでしょうか。

それには、一目瞭然、映画を見る

しかないのです(笑)  )^o^(

いくらでも、批評も悪口も、誉め言葉も言える。

「スラムドッグミリオネア」世界中の人々を、

うーんとうならせた作品である事は、

間違いないと言えます。

夜でも女性一人で歩ける安心さ。

ゆったりと公園で日向ぼっこができる、

それが日本なのです。

危険な海外での滞在経験の

ある者なら、皆一様に感じるでしょう、

日本に戻った時に、どれだけ「ほっ」

とするでしょうか。

私は、ただの映画を愛する一視聴者の

一人でしかありません。

ただ単に良い映画は沢山の人に

お勧めしたいし、特に日本の現状を

考えた時に、希望ある人生を、

特に同じ日本人と分かち合いたいと

思うのです。

おすすめの一押し映画、最高です、

絶対に見てほしいです!!!

o(^o^)o

原題:SLUMDOG MILLIONAIRE
製作国:イギリス/アメリカ
製作年:2008年
日本初公開日:2009年4月18日
上映時間:120分

出 演

デヴ・パテル、マドゥル・ミッタル、フリーダ・ピント、アニル・カプール、イルファン・カーン、アーユッシュ・マヘーシュ・ケーデカール、アズルディン・モハメド・イスマイル、ルビーナ・アリ

監督: ダニー・ボイル
共同監督: ラヴリーン・タンダン
製作: クリスチャン・コルソン
原作: ヴィカス・スワラップ 『ぼくと1ルピーの神様』(ランダムハウス講談社刊)
脚本: サイモン・ボーフォイ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする