2人のローマ教皇/世界13億人もの信者を持つTOPに位置するローマ教皇とは…!?
引用元:Netflix Japan
映画の概要
名優・アンソニー・ホプキンス(アトランティスの心)と
ジョナサン・プライスの演じるローマ教皇は見逃せない
映画の一つで実話を基に描かれています。
世界13億人のカトリック信者を持つとされる世界の中でも
重要なTOPの位置を占める二人の教皇のやり取りは、それが
たとえ信者でなくとも、非常に興味深く見ることのできる
お勧めの映画の一つです。
私たち一般人が最も興味のある部分は、2人のローマ教皇の
持つ人間性と人柄ではないでしょうか。
「2人のローマ教皇」(The Two Popes)は、2019年に
公開された映画で、制作国はイギリス・アメリカ・イタリア
アルゼンチンで、監督はフェルナンド・メイレレス、
脚本はアンソニー・マクカーテンが手がけました。
この映画は、カトリック教会の現実と信仰の葛藤を描いた
ドラマであり、実在の人物の教皇であるベネディクト16世と、
彼の後任である教皇フランシスコとの関係を中心に展開します。
物語は、2012年のバチカン市国から始まります。
教皇ベネディクト16世(アンソニー・ホプキンス)は、
自身の健康状態や教会内外のスキャンダルに悩まされ、
退位を考えています。
一方、アルゼンチンのブエノスアイレスでは、
ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿(ジョナサン・プライス)が
自らの信仰と教会の未来について思い悩んでいます。
ベルゴリオ枢機卿は、教会の腐敗や保守的な姿勢に対して
批判的であり、自らも辞職を申し出ています。
ベネディクト16世は、ベルゴリオ枢機卿をバチカンに招待し、
二人は対話を通じて互いの信仰や価値観を理解しようとします。
ベネディクト16世は、伝統的な教義や教会の厳格な規律を
重んじる一方で、ベルゴリオ枢機卿は、貧困層や社会的に
疎外された人々への配慮を重視し、教会の開かれた改革を
求めています。
映画は、二人の異なる信仰のあり方や個人的な経験を通じて、
カトリック教会の未来を巡る対話を描いています。
ベネディクト16世は、自らの退位の決断を下し、
ベルゴリオ枢機卿はその後任として新しい教皇フランシスコと
なります。
映画のクライマックスでは、二人が共にサッカー観戦を
楽しむシーンが描かれ、彼らの友情と理解が深まったことを
象徴しています。
「2人のローマ教皇」は、宗教的なテーマを扱いながらも、
人間ドラマとしても魅力的で、観客に深い感動を与えます。
教皇ベネディクト16世と教皇フランシスコの対話を通じて、
信仰の多様性や教会の改革の必要性が示され、観る者に
宗教と信仰について考えるきっかけを提供します。
また、アンソニー・ホプキンスとジョナサン・プライスの
演技も非常に評価されており、映画全体の魅力を一層
引き立てています。
この映画は、信仰と人間性の葛藤、そして二人の偉大な
指導者の間に生まれた友情を通じて、カトリック教会の
複雑な現実を描き出しています。
「2人のローマ教皇」は、その独自の視点と感動的な物語で、
多くの観客に影響を与え続けています。
あまりに多くの人々に影響を与えてしまうという部分で
映画がどこまで真実を追求しているかは正直なところ、
誰にもわかりません。
ただ、このような中での、そのような側面もあるのかも
しれないという部分でポジティブな前提で見るのも良いと
いう気がします。
この映画は、「神」という存在に対しての二人の教皇の姿勢や
考えを理解する為の、何度も言ってしまいますが、見逃せない
お勧めの映画の一つです。