アトランティスのこころ Hearts in Atlantis/初老のテッドは自身の持つ不思議な力のせいで組織に追われていました…彼の持つ力とは!?
映画の概要
時は1960年代。ボビーはコネチカットの
ハ―ウィックで母のリズと二人暮らしを
していました。
母親はボビーを育てる為に仕事を余儀なく
されていたのですが、勤務先の上司は
ボビーの母親リズに気があり、リズには
その気がなくても上司はボスという立場を
利用して無理強い的なつきあいを要求して
いました。
ボビーは自転車が欲しくて母にそれを
伝えていたのですが母はお金がないという
理由でボビーの要求を聞き入れてくれません。
それなのに自分の新しい服はいくつも
購入するような少し利己的な母親でした。
ボビーの11歳の誕生日に、リズが
プレゼントとしてボビーに誕生日カードに
挟んでくれたのは、成人用の図書館カードでした。
このときはまだボビーは、自分の母親が
仕事場の上司ドン・バイダマンに性的な
関係を強いられていることに気づいて
いませんでした。
ボビーにはこの頃、二人の親友、
ジョン・サリー・サリバンとキャロル・
ギャーバーがいて、よく一緒に過ごして
いました。
同じころ、初老の紳士テッド・ブローティガン
(アンソニー・ホプキンス)が、ボビーと
母親の住むアパートの2階に引っ越して
来ます。
母親リズは、なぜかテッドをあからさまに
嫌うのですが、ボビーは違っていました。
テッドはボビーと本の話をして過ごし、
彼に「蠅の王」を渡します。
この本はボビーに大きな影響を与えます。
母親リズは、テッドを怪しみ、ボビーに
性的虐待をするのではないかと不安を
持っていたことをボビーも理解しながらも、
うまく言葉にできず、母親とテッドを
引き合わせないことで、それで良しと
していました。
ボビーにはテッドがかもし出す人間的な
優しさや、自分を一人の大人として
扱ってくれる事が、ボビーにとって
他の大人とは少し違う新鮮な驚きを
感じていたのです。
テッドは最近目が悪くなってきたと
言って、新聞を毎日読み聞かせてくれれば
お金を払うとボビーに持ちかけます。
テッドとそうこうしている内に
ボビーは、テッドが時折ふっと瞑想状態に
陥るのを目にし、テッドが超能力を持って
いることに気づき、彼がその超能力のせいで
何かの組織に追われている事にも
気づくのでした。
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感 想
子供の持つピュアな心を理解できる大人が
テッドだと思えてなりません。
なぜなら、彼にもその部分が大人になっても
失われず、持ち続け見え続けていたのだと
思います。
この作品の物語がとてもよく出来ていて、
全てとは言わなくとも、真実を元に作成
された映画と思えてならないというのが
私の感想でした。
時は1960年代なら追われてしまう可能性は
大ですが、今の時代はそれも徐々に緩和
されて来ているような気がします。
皆さんはどのように思われるでしょうか(^^♪
上映時間 101分
製作国 アメリカ
初公開年月 2002/05/18
ジャンル ドラマ
出 演
アンソニー・ホプキンス、ホープ・デイヴィス、デヴィッド・モース、アントン・イェルチン
監督: スコット・ヒックス
製作: ケリー・ヘイセン
製作総指揮: ブルース・バーマン、マイケル・フリン
原作: スティーヴン・キング
脚本: ウィリアム・ゴールドマン